本読みのバラッド

主に、おもしろい、読みたい、興味あると思った本などについて書いていくブログです。

芥川賞沼田真佑「影裏」を読んだよ

僕は大体というか、ほぼ、小説は純文学系しか受け付けないので、芥川賞は興味があったらだいたい読みます。

芥川賞・直木賞は、大きくニュースにもなりますし、そういう人は結構いると思うので、芥川賞の読み方についてちょっと書いてみます。

芥川賞の読み方について

芥川賞の読み方は、大きく分けて3つあると思います。

文芸誌の掲載号を読む

文學界2017年5月号

文學界2017年5月号

意外と盲点なのがこれ。

芥川賞は文芸誌に掲載された新人(とは言えない人もいるが)の短編から選ばれるので、必ず掲載された雑誌があるはずです。

僕は毎年(というか年に2回)、芥川賞の発表と同時に図書館で掲載号の文芸誌を検索し予約リクエストします。そうするとだいたいノーマークなのであまり順番待ちすることなく借りられます。

単行本を買う

影裏 第157回芥川賞受賞

影裏 第157回芥川賞受賞

次に単行本を買うですが、これはあまり筋が良くありません。

なぜかというと、まだ単行本が出てないこともありますし、出ていた場合、図書館の予約がたいがい殺到して相当な順番待ちになります。

また、作者には悪いですが、まだ海のものとも山のものともわからない作品を買うのはギャンブルです。

芥川賞掲載の文藝春秋を買う

文藝春秋 2017年 09 月号 [雑誌]

文藝春秋 2017年 09 月号 [雑誌]

これもやや盲点ですが、芥川賞は文藝春秋が主催しているので、発表後に発売される文藝春秋に全文掲載されます(また、選評も読むことが出来ます)。

これを買うのもありですが、発表後やや間が空くこと、今回のように単行本と価格差がない場合があること、などなどから、これもやや微妙ではあります。

今作の感想

うーん、正直、あまりおすすめではありません…。

というか、そもそも芥川賞というのが、あまり胸を張っておすすめできるようなのが少ないというのが現状なのですが…。

当たり前ですが、文章、作品の完成度、の点では、芥川賞を受賞するということはミスなんたらに選ばれるのと同様、一定の水準を必ず越えてきます。

ミスなんたらに不美人がいたことがかつてあったでしょうか?ないですよね。それと同じです。

ただ、美人でも、個々人の好みというものもありますし、今回の美人はちょっとレベルがいつもより低めだよね、とか、今回の美人は10年に1度の美人だ!とかあるわけです。

そういう意味では、今作も、確かに芥川賞にふさわしい作品だったと言えるでしょう。

しかし、僕は、正直それ以上の感想は持てなかったです。

お許し下さい…。